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パンだな―パンダ主婦の本棚

よく眠りたまに色々考える主婦、twitterID:toppinpararinの本棚にある絵本をつらつら紹介していくブログです。

クリスマスの絵本② 半信半疑なお年頃のこどもたちに。

こんばんは。深夜ですね。掃除をしてたら、始める前より部屋が散らかっています。おかしい。主婦歴を考えても、そろそろ中堅ポジションだというのにこの事態おかしい。

それはさておき、クリスマス絵本の記事2つめです。

一つ目のクリスマス絵本記事は、まだまだサンタさんを信じきっているお年頃のお子さんたちにおすすめの絵本でした。

今日は、それより少し成長し、回りの友達がサンタさんなんて居ないって言ってるんだけど…とか、薄々気づいているけどプレゼントもらえるから騙されてあげるよ、なんて子とか、夜中に目を覚ますとママがサンタにキスしてたんだけど…みたいな、おおむね小学生くらいまでのお子さんにおすすめのクリスマス絵本です。

 

マーガレットとクリスマスのおくりもの

マーガレットとクリスマスのおくりもの

 

 サンタクロースにあこがれる女の子、マーガレット。

木の実やきれいな葉っぱを集めては、周りの大人たちにプレゼント。

でも大人たちは忙しくて、あまりかまってはくれません。

そんなクリスマス・イブの朝、「サンタクロースの手伝いをするようにと、マーガレットを迎えに来たのは、くるみ割り人形のルディで…

人を喜ばせたいというマーガレットの気持ちが、どんなに素敵な結末を迎えるか。

またこの絵がね、素晴らしいのです。素晴らしく美しくて、気品があって、それでいて可愛いしお洒落なのです。

トナカイの代わりにマーガレットとプレゼントを運んでくれる8羽の鳥たちが、画面いっぱいに羽ばたくさまは、マーガレットと一緒に、読者である私たちの心も一緒に解き放たれていくような気がします。

 

 

よるくまクリスマスのまえのよる

よるくまクリスマスのまえのよる

 

 名作「よるくま」の続編です。よるくまを知っているに越したことはないですが、これだけ読んでもぜんぜん大丈夫。

自分はわるい子だから、サンタさんは来ないかも…そう心配する「ぼく」の家に、よるくまがやってきます。

よるくまはサンタさんを知らないみたい。

こんないい子のよるくまに、サンタさんが来ないなんておかしいよ…

サンタを待つ男の子の揺れ動く不安な気持ちを、酒井駒子さんの繊細で、あたたかくも昏くもある独特の世界が描き出します。

最後はほっとしてハッピーエンド。というよりこのシリーズはグッドナイト・エンドとでも言いましょうか。

あったかいベッドの中にもぐりこむような安心感のあるラストですよ。

 

 

ビロードのうさぎ

ビロードのうさぎ

 

 酒井駒子さん繋がりでもう一冊。

これをクリスマス絵本と言っていいのか微妙なところではありますが、

とにかくこのビロードのうさぎが、ぼうやのところにやってきたのはクリスマスプレゼントとしてでした。

最初はたくさんあるおもちゃのうちの一つに過ぎなかったビロードのぬいぐるみのうさぎ。

それが段々と、ぼうやには無二のともだちになっていって…

子どもに、心から愛されたおもちゃは「ほんもの」になる。

ビロードのうさぎが「ほんもの」になるまでの、愛しくて切なく、哀しくて美しいお話です。

子どもも大人も、この絵本を読めばきっと、自分が片時も離すことのなかったおもちゃのことを鮮やかに、せつなく思い出すのではないでしょうか。

 

 

くんちゃんとふゆのパーティー

くんちゃんとふゆのパーティー

 

 と、しんみりしたところで極め付けに、私の愛する「くんちゃん」です。

くんちゃんシリーズは何冊も出ているのですが、この「くんちゃんとふゆのパーティー」は、そこら辺のとはひと味もふた味も違うクリスマス絵本です。

何たって、クリスマスじゃないんです。

クリスマスとか一言も出てこないんです。

だってほら、タイトルだって「ふゆのパーティー」。

このお話の素晴らしいところは、クリスマスなんて一切知らない(たぶん)くんちゃん家族が、厳しい冬を生き抜く森の生き物たちや愛する家族のために色々なことをしてあげる、

その結果としてすごくクリスマス的なパーティーが開かれてしまう、という…何を言ってるのかわからないかもしれませんが大丈夫、読めばわかる。

もうね、声を大にして言いたい。

子どもたち、チキン食ってケーキ食って予定調和なプレゼントもらって、そんな通り一遍のクリスマスでいいのかと。

大人たち、チキン食ってケーキ食ってあわよくば彼氏彼女とウフフアハハな事態になっちゃったりなんかしてそういえば今年のクリスマスイブは土曜日だななんだよもうカップルの祭典かよでもまあみんな盛り上がってくっついてプレゼントはわ・た・しとか言ってなんなら最終的に少子化に歯止めをかけて下さればいいんじゃないのかなもうみんな幸せになれ!それはそれとして本当にそんな即物的なクリスマスでいいのかと。

 

くんちゃん達をごらんなさいよ。お互いを思いやっているだけなのに、何故かプレゼント(食べ物)が配られ、ツリーが飾られ、ジンジャーブレッドが焼け、お父さんは白い袋に良いもの詰めて帰ってくるんですよ!結果として!結果としてクリスマス!!!!これ以上の祝祭がどこにあろうというのか!!!!!!!

 

ごめんなさいちょっと興奮しました。

この記事、最初のうちは割といい雰囲気だったじゃないですか。

この落ち着いた素敵ムードで最後までいけるかと思ったけどね、無理だった。

くんちゃんが素晴らしすぎて。

くんちゃんシリーズは好きすぎてこのブログでも今後何度も登場すると思うんですが、

たぶんそのたびにこんなテンションになると思うので皆さんは予め広い心で許して下さい。

 

そんなこんなでクリスマスの絵本・半信半疑なお年頃のこどもたちへ。でした。

 

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